曽野綾子さんのコラムを読んで今の日本を憂を増すばかりである。
曽野さんは、今の日本の状況は政治も経済も個人の生き方も完全に勢力
が失われてしまって、病は重症だという。全てが求心的で内向的で外に
向けての発信がないという。
確かに今の政治を見ていると、民主党一党の内輪のもめ事で何も進まな
い。円高・株安・不況対策などそっちのけである。小沢一郎の問題を抱
え右往左往する政治は何の生産性も生まないし、社会的厚生など程遠い
ものである。尖閣問題も一地方検察の判断として、主権国家としての政
府の毅然とした判断がない。中国の猛烈な抗議と反日抗議行動に、日本
政府は何一つ手を打つ事が出来ないのは、国民として恥ずかしい限りで
あるし、日本人として情けない。
対中国には何も言えずに内に向かって勢力争いをしているのは、国民不
在、国家観なき政治家の権力・権益闘争にしか見えない。何時までも小
沢一郎のことで国会・政治が翻弄されているようではこの国の未来はな
い。小沢一郎も武士道精神の潔さをもって、政治の世界から身を引い
て、囲碁で日暮する隠遁生活でも送ったら良いのにと思うのだが。
曽野さんは、戦後の日本人をダメにしたのは日教組と、それに抵抗しな
かった親たちである。「人間の権利とは要求することである」と教え、
「他人のために働く事は資本主義に奉仕する事だ」と今教員たちが日本
を崩壊させた。働く事の尊さなどは教えなかったという。
確かにそうである。戦後教育で日本人は魂を抜かれてしまった。しかし
それは日教組だけの問題ではないと思う。大罪は日教組にあるが、その
日教組の思想を政治的に実現したの社会党であり、その社会党と協定を
結んび日教組の政治活動を黙認してきた自民党政治にもその罪は大きい
のである。戦後60年にわたり責任政党・政権政党として政治を行ってき
た自民党が、日教組の思想的・政治的活動をどうしてとめる事が出来な
かったのかは余り語られない。日教組のやりたい放題を許したのは自民
党政治ではなかったのか・・と曽野さんに問いたい。
若者に生気がないとか、草食人種などと現代の若者を揶揄するが、決し
てそんな事はないと思う。若者たの中にも日本を憂い、いろいろ活動し
ているものも多くいるし、NPOやNGOなどに参加し社会活動をして
いる若者も多くいる。起業する若者や企業人として活躍している若者も
多くいるのである。マスコミやジャーナリストと言われる人達は、もっ
ともっと日本の若者たちの活躍を評価してもいいのではないか。その評
価こそが若者たちに勇気とやる気を起させる連鎖と成り、日本に活力が
でると私は思うのだが・・・。
社会の風潮や世論はその国の民意の表れと思う言われるが、そんなこと
は決してない。風潮や世論はマスコミや一部声だかのジャーナリストに
よって作られている。マスコミが世論操作をするときがあるが、我々は
マスコミが作った世論に踊らされているだけである。正しい世論などな
いのである。特に選挙のときなどは、マスコミの偏向報道は世論操作の
最たるものだ。麻生さんがホテルで酒を飲んでいる姿を盗撮し、「庶民
感覚から・・・」等と言ってマスコミは叩いたが、あの鳩山さんが「母
親から毎月数千万円の子供手当て」を貰っていても、笑い話で済ませて
しまった。
マスコミは公正ではないし、正義でもない事だけは確かだ。