民主党の内分紛争は激化の一途である。昨年の総選挙で政権を取ったと
きのあの新鮮さと勢い、そして国民の期待は今は見るも無残である。
内部の勢力争いと足の引っ張り合い、マニフェストで約束した事は何処
吹く風で、民主党員も勢力争いに心を奪われマニフェストのあった事す
ら忘れているのではないかとすら思える。
小沢一郎の「政治と金」は早く決着しろよ、何時までこんな事で内輪も
めしているんだといいたい。民主党は自民党の金の問題のときはあれほ
ど大騒・攻勢をかけて大臣の辞任まで追い込んだのに、政権をとり身内
となると一向にすっきりしない。小沢さんも本当に潔が悪いし、政治家
として古い古い（昭和の）体質を持ってた人だ。現在の急速な変化に対
応できる政治家ではない。ましてや、インターネット社会の情報の共有
化社会ではダーティな政治家は国民の支持など得られない。時代に後れ
た化石のような政治家を支持する人のいる事が不思議である。カネで政
治を操る時代ではない。先の参議院選挙で小沢チルドレンに500万円も
配っていたとは・・・呆れるたものだ。またその500万円で議員になっ
た人がいる事に、この国の議員の程度の低さと民主主義の未成熟さが分
かる。
民主党のゴタゴタは日本の国際社会での存在感の低下を招き、アジア各
国からも大きく遅れを取ることになった。経済も中国・韓国には大きな
水を開けられ、二流国になってしまったのである。
アジア太平洋地域での日本の国際競争力は昨年は17位で今年は27位に転
落である。（日経11月28日）
余談だが、ハーバード大学へのアジアからの留学生の数が、中国がダン
トツでついで韓国・インド・シンガポールである。1995年だ日本は一位
であったが、ここ数年で急激に落ちでいる、というより中国・韓国・イ
ンドが大きく台頭したといってよい。（日経 薄れた存在感から）
ここにも今の日本の衰退を象徴する現象がある。草食男子・夢を持たな
い若者・日本の将来に不安を持つ若者・出世を望まず責任は負いたくな
い若者・・・・このような日本に将来はあるのだろうか。
民主党政権になってから防衛・外交・憲法改正が議論されなくなった。
日本を取り巻く環境は、中国漁船の追突事件、ロシア大統領の国後訪
問・北朝鮮の韓国砲撃など緊張状態にあるが、「ドン菅総理」に「赤い
官房長官」は、遠い他国での出来事のような談話である。
書けば限はないが民主党よ早く崩壊してくれ。崩壊は北朝鮮と思ってい
たが、日本国民主党も形こそ異なるが、崩壊をして欲しいものである。
でもこの政権を生み出したのは我々国民である。国民の責任は余りにも
大きい。健全民主主義への代償にしては大きなすぎる。