昨日の日曜日に「船中八策」の原稿を書いた。暑い暑い日であったがエ
アコンもつけずに汗を流しながら・・・・
(「打つ手がない」から「打つ手は無限」へ)
厳しい時代であるがこんな時にこそしっかり自社の強みや弱みを把握
し、その強み弱みをどう生かしどう変えていくかを考えたいものです。
特に中小企業多くの弱みはあるものです。人材難や資金力、商品開発力
や情報力などの弱さはどこの会社も抱える問題ですし、仕事の業務プロ
セスの非効率性やマーケティング力の弱さなどあらゆるものが弱点とい
えるかもしれません。
中小企業の多く経営者は、これらの弱点はなかなか変えられないもの、
変えることは難しいものと考えていることが多いようです。要するに
「打つ手がない」と思っているのではないかと思っています。
経営環境は常に変化しています。特に近年、大企業・中小企業を問わず
急激なグローバル化の大波の影響や、少子高齢化による国内消費の低迷
や雇用環境の変化、激しいまでの企業間競争は経営者の神経をすり減ら
し、極度のストレスをもたらしています。これらはこれからますます激
しくなるといわれます。しかし経営者はどんな事があってもこの変化の
激しい時代の波を乗り越えていかなければなりません。それは経営者に
課せられた使命だからです。
この変化に対応するのは経営者の考え方一つです。
まず「自社の強み」何かを徹底的に考えてみる。そしてそこを強化する
ことです。「経営者自身が思っている自社の強みは何か」、「社員が思
っている自社の強みは何か」、「お客様が評価してれくれる自社の強み
とは何か」を深く深く考えて、そこを更に強くすることで経営基盤は更
に強くなっていきます。
次に「変えてみる」ということです。企業を取り巻く環境変化に対応し
て、「考え方を変えてみる」、「会社の仕組みを変えてみる」、「今の
やり方を変えてみる」、「担当を変えてみる」、「業務の流れを変えて
みる」、「商品構成を変えてみる」、「利益構造を変えてみる」事によ
って時代に対応した環境適応力がついてきます。企業の維持発展はこの
環境適応力が力を発揮します。「変えてみる」は、経営者の先見性や環
境適応能力・洞察力が求められますが、そこは経営者です、常日頃から
の実践で得た環境変化の皮膚的感覚と経営者仲間から聞いた情報や知見
があるのですから、それを実行すればよいと思います。「変えてみる」
は、マンネリに陥りやすい経営から、常にイノベーションに満ちた経営
に変わることでもあります。
次に、「自社の弱みを知る」です。「自社の弱みを知る」には、「営業
的弱み・組織の弱み・商品力の弱み・サービスの弱み・技術力の弱み・
設備の弱み・外部環境に対する弱みを紙に書きだしてみる」、「困って
いることを紙に書き出してみる」、「やりたいと持ってできていないこ
とを書き出してみる」、「自社の弱みを社員に聞いてみる」、「お客様
に聞いてみる」、「自社を取り巻く環境分析をしてみる」で知ることが
できます。(彼をしり己を知れば、百戦して殆うからず)。自社の弱み
は知ってはいるが、具体的に出してみようとすると意外と出てこないも
のです。それは日常的に問題を抽象的だったり、ぼんやり感じているだ
け問題意識をもって考えることが少ないからです。だから「紙に書き出
し可視化する」ことで明確にして、社員と共に考え解決して行くこと
で、弱点をチャンスに変えていくことができます。
次に、「自社の弱みを知ったらこれらの弱点を転換し強み変える」こと
です。弱みを解決すれば強み変わります。それにはます紙に書き出した
「弱点としてあげた項目・問題点や困っていること・やりたいこと・自
社を取り巻く環境への対応」を整理して、一度に全部取り組なくてもで
きることから実施していくことが肝心です。一度にやろうとすると「時
間がない」、「資金もかかる」、「人材もいない」、「チェンジモンス
ターの抵抗にあう」(このときのチェンジモンスターは社歴の長い古参
社員であることが多い)、結局できないで終わってしまします。最終目
標を決めて「できることからやる」、「一番簡単なことからやる」事が
最終的は自社の弱みを強み変えることになる。「打つ手は無限にある」
企業の時代変化に対応する環境適応力は、結局経営者の自身の環境適応
力と言うことになります。それは、経営は経営者が全責任を負い、日々
社内で起きる問題・経営課題や外部環境の変化に適応する経営判断は経
営者一人に課せられたものだからです。