【#1741】 異次元気象

「四書五経」の入門本を読む。
「論語」「孟子」「大学」「中庸」と、「書経」「易経」「礼記」「詩
経」「春秋」ですが、私にはチンプンカンプンでした。ただ中国古典は
素晴らしい事だけはわかった。まだ入門篇だが、一つ一つ読んでみよう
と思う。

毎日の猛暑とゲリラ雨には参った。異常気象というが異常を取り越して
異次元現象とでも言うべきなのだろうか・・・・。25年前NHK出版の
「21世紀は警鐘する」(20世紀の本です)という6巻シリーズの本を読
んだ事があるが、正に今日の異次元気象と予言していた。その本は今も
大切にしていて、たまにページを捲って読んでいる。中国やインド、南
米の大気汚染や貧困・格差社会、そして先進国といわれる経済大国の資
源争奪、発展途上国のブラジルのアマゾンの森林伐採、ロシアの資源開
発などから、21世紀の地球、世界を予言して、大気汚染や地球温暖化や
異常気象を起きる事が書かれていた。

地球はこの地球に住む人たちの有限の共有資産であり、有限の共有地で
ある。昨今の猛暑やゲリラ豪雨、災害はこの有限の共有資産と共有地の
限界を我々に警鐘しているのかもしれない。

福沢諭吉は「文明論」のなかで、文明とはテクノロジーの発展であると
言っているが、私は決してそうは思わない。文明とはテクノロジーの発
展と、市民(人民)の道議や倫理観との両輪によって発達して行くもの
と思うのです。

異次元気象は(異常気象を超えてしまった)、正にテクノロジーを求め
た人類への警鐘と言えるんではないかと思う。25年前に読んだ本であっ
たが今一度読み直してみよう。