政治とは国家の進路や秩序を決め、国民の財産と生命の安全を守る機構である。
国民はその運営を政治家と役人に委ねている。我々は国家の未来を委ねる政治家
は、倫理観と正義感に溢れた誠実な人であることを心のどこかで期待しているも
のだ。
であれば政治は、国民の為の倫理観に満ち最大幸福の実現に動くであろうと思う
が、現実の政治は利害と利権で動いているのである。
選挙公約(マニフェスト)は、倫理観と正義、国民の最大幸福と生命と財産の安全
を守ると、美しい言葉で飾られているが、選挙に当選すれば、その美しい言葉は
どこかに捨てられるのである。
つい先日まで国会で「政治と金」で与野党が論戦していたが、聞いて呆れるばか
りであった。なぜもこう政治家はバカなのであろうか。また学習にしないのであ
ろうか。「政治と金」の問題などは、政治家は多かれ少なかれ「脛に傷」を持っ
ているのものだ。
攻撃する野党は倫理観と正義論で捲し立てるが、もともと倫理観も正義感もな
い、脛に傷もつ「同じ穴の狢」である。いつの間にか攻撃もメルトダウンであ
る。
政治家に倫理観や正義感を期待などしてはならない。 政治において機能するのは
利害と利権、そしてその争奪戦のみである。