【#2038】 欲望という資本主義

昨夜は週末であったこと、移動の疲れもあったので、午後11時過ぎには早々に眠
りについた。特に都内は高層ビルから排出される室外機等の熱と、コンクリート
の反射熱で暑いですね・・・。体力消耗が激しい。

気象予報によると今年の夏も暑くなるようです。毎年平均気温は上がっていま
す。その原因は専門家や学者によって調査・研究されて発表・報告されています
が、工場施設や車社会等の産業社会から排出される二酸化炭素やメタンガス等の
温室効果ガスによるものが90%だと言われている。また地球の「自然の宝庫の森
林」の乱開発は、自然破壊がもたらし気象変動を起こす要因とも言われる。この
ままでは更に気温は上がっていくと予想されている。これは文明の発展を止めな
い限り止められない。ただ文明は後戻りしないのである。私たちの欲望は更なる
ものを求め、それを文明の進歩というならば、この地球は確実に住みにくい地球
になるだろうし、やがては滅亡すると予言する学者も政治家もいる。

「共有地の悲劇」は1968年にキャレット・ハーディンの論文で発表されたものだ
が、地球は人類と生命体全てが「自然の恵を享受できる共有地」であるはずだ
が、今や地球は地球上の全てが苦しまなければならない「悲劇」の地である。
「共有地の悲劇」になのです。それは人類の「欲望の争奪」が続く限り、とどま
ることはない。

先日の伊勢島サミットで「世界経済の持続的発展、成長」が議論されたが、この
地球で起きている「地球の悲劇」(共有地の悲劇)もテーマとして、「欲望の資本
主義」に歯止めをかける議論もして欲しいと思った。

もうすぐ暑い暑い夏がくるが体力をつけて、この夏に向かいます。