丸山敏秋(倫理研究所理事長)の著書「教育力」を読み直してみた。
1997年出版の本ですからもう20年前になります。丸山敏秋氏から直接頂
いた本で私は大事に本棚に収めているが、今まで4,5回読んだ。あの当時
は丸山敏秋氏とは何回か日本の教育について話をしたことがあった。い
まは昔のことですが・・・・・その中でこんなお話を聞きたことがあった。
「現代日本の教育に必要欠くべかざるものは、①創造性の教育、②環境教
育、③心の教育であり、特に心の教育は必要である」と説かれた。今も鮮
明に脳裏に刷り込まれている。
20年前の日本の教育は戦後教育の「自由と平等と権利」が主張され、自
虐史観で染められた歴史教科書で教えられた生徒たち暴れた。学校現場
は荒廃し勉強ができることができなくなり「学級崩壊・閉鎖」「学校崩
壊」「校内暴力」などと毎日のように事件が報道された時代でもあっ
た。いまはそのような言葉は効かなくなったが、でもまだ校内暴力やい
じめなどは横行していると聞く・・・。
この「教育力」の本の中で丸山は、「心の教育」は単なる道徳教育、特
に国家主義に限定された道徳教育にとどまってはいけない。それは宗教
教育であると同時に、あるいいは芸術教育でもある教育でなくてはなら
ない・・と。社会の乱れは家庭の乱れでもあり、家庭の乱れは家庭から
芯・権威になるものが消え、先人に対する尊崇念や、大いなる存在に畏
敬する宗教観などがなくなったからであると思う。丸山が言う「心の教
育」は、宗教教育であり芸術教育でなくてはならない」は、いま私たち
の家庭や企業、社会に求められているのではないかと思うのである。