ヘルマンヘッセの詩
ーーー目標ーーーー
いつも私は目標を持たずに歩いた。
けっして休息に達しようと思わなかった。
私の道ははてしないように思われた。
ついに私は、ただぐるぐる
めぐり歩いているに過ぎないのを知り、旅に飽きた。
その日が私の生活の転機だった。
ためらいながら私はいま目標に向かって歩く。
私のあらゆる道の上に死がたち、
手を差し出しているのを、私は知っているから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
持っているようで持っていなかったり、持っていても何時か見失っていたり
するのが目標だ。目標はいきる道しるべであり、いきいき生きる為の糧でであ
る。