先日、産経新聞の曽野綾子さんのコラム「透明な歳月の光」読んで、少し感動し
た。曽野綾子さんは読書の時は「自分の心に響いた箇所には赤線を引いている」
と言っている。定規で線を引くような事はしないが・と。
私も読書して心に響いた箇所や大事な箇所は線を引くのですが、私は定規で線を
引くんですね。よく馬鹿げていると言われるが、これも習慣でこうしないと気が
すまない、読んだ気がしないんですね。
曽野綾子さんはそのコラムで、「最近よく感じることだが、不運や不幸を予測で
きるということは、人間にとって一つの才能である。楽天的で明るく生きられる
のも、確かに才能だが、暗く未来を予測で来るのも、それなりの特異な才能であ
る」と言われ、そしてそれは、「悪い事を予測できなければ、あらゆる危険に対
処できない」といっている。
最近の異常なほどの大災害も、北朝鮮の核実験やミサイルも、人口減少問題や自
然破壊、そして、我々日本国の未來もネクラ思考で考える事も大事ではないか
と、考えさせられた。
今私たちが直面している問題は、(人口減少も老人社会問題も年金問題、異常気象
問題等)何十年も前から予測できたはずだが、将来はなんとかなるよと楽天的に未
來に託してきたが、現実は何一つも解決できていないどころか、今我々の危機と
して身に迫っている。
曽野綾子さんが言われる「ネクラ思考」で考える事は、未来を明るくすることに
なると思う。