【#2107】 経営者は・・・(あるセミナーから)

先日ある経営者の紙上セミナーに「貸借対照表経営」という記事があっ
た。とても参考になった。お話の内容は「損益計算書」は経営にはなん
の尺度にも役にもたたない。経営の全ては「貸借対照表」にあるという
ものです。「貸借対照表が美しくなる経営」を目指すことが経営者の一
番の手腕であると・・・・・。

経営は常に「順風満帆」ではない。今日は「順風満帆」見えても明日に
「嵐」に遭遇するかもしれない。また自社の「努力」は正しくても、取
引先の影響を受け「危機」に瀕することもある。「看板は立派」でも
「裏では大変」なこともあるし、表は「貧弱」でも「土台」はしっかり
している事もある。経営は見かけではわからないものだ。経営は土台が
確りしている事が大事である。土台がしっかりしているということは
「貸借対照表」がしっかりしているということだ。

またこのセミナーでは、「会社は赤字続きでも倒産はしない」とも言っ
ている。倒産するのは経営が「放漫」になったり、経営者が「貸借対照
表」を読めないとおこる。普段の経営で「真に美しい貸借対照表」の実
現をすべく仕事に当たるべきだと・・・・。自分の会社の事は常に経営
者が自分で健康管理しなければならない。コンサルタントや会計士の経
営診断や経営指導は参考にはしても良いがそのまま実行してはならないと。

経営は 長岡藩軍事総督の河井継之助や連合艦隊司令長官の山本五十六
が心の柱とした「常在戦場」と「米百俵」の精神を心の柱としたいものだ。