【#2206】 社会の片隅の現実

今日、広島に帰るために、愛宕の事務所から浜松町のモノレール駅まで
歩るいた。20分ぐらいの徒歩時間であるが蒸し暑く汗が多く出た。

途中、愛宕警察署近くのバス停付近で80歳を超えたであろう老夫婦が
口論をしているのに出会った。少し異様さを感じたので様子を見ていた
ら、突然老婦人が持っていたバックで御主人に殴り掛かり、それを止め
ようとするご主人が奥さんの体を包むようにして抑え込んでいた。奥さ
んはそれに抵抗するために更にもがき大声で何かを叫んでいる。

私は何事かと思いその老夫婦の間に入って暴力的争いを止め、話を聞こ
うとしたが、奥さんは興奮して怒鳴っているが何を話しているのかわか
らない。白髪の老紳士のご主人は落ち着い口調で「妻は認知症でして
ね。いつもこうなんです。ありがとうございます。大丈夫ですから。」
と言って深々と頭を下いた。
奥さんは相変わらず大声で何かを怒鳴っている。夫婦はバスに乗ろうと
しているようなのでバスが来るまで一緒に待ってあげてバスに乗せあげ
た。

老々介護や認知症の問題は高齢化社会(老齢化社会)の真っ只中にある
日本の深刻な社会問題である。この現実に、我々はどのように対応して
いくべきなのか。本当に国民一人一人が考えないといけないなとしみじ
み感じた。あの老婦人は体は健康だが、奥さんが認知症を患っていて自
分の事がわからない。また老紳士のご主人は認知症の奥さんを少しでも
外に出して一緒に過ごそうとしているのだろ。このような光景は日本の
いたるところで見られるようになってきているんではないか。このよう
な現実は政治家やお役人には見えていないのだろうか。国民は政府の政
策や行政の制度から離れては生活はできないのです。