【#2226】 今日の本棚から・・

仕事とはやってもやっても追いつかないものだし、次から次とやらねば
ならないことが出てくるものだ。やらねばならない仕事があるという事
は有難い事です。経営者は仕事から解放されることはなしし、それを背
負っているのが経営者人生ですね。

「富貴には上なく、欲に果てなきものなれば、人の富貴を羨む事、絶ゆ
る時無し。足ることを知れば、貧しくとも富み、足ることを知らねば富
めども貧し」(町人嚢)というが、何処を「足る」とするかはその人の
価値観だな。

江戸商人は大阪商人と違って、つねに平凡な商いの大道を行くことで安
定した繁栄を目指したようだ。

商売(事業)は持続的発展というが、自分なりの事業哲学を持つことだ
けは大事なようだ。

「鵜の真似する烏ということあり」というが、哲学のない真似事だけは
経営者に禁物のようだ・・「隣の柿は赤く見え」「隣の芝生は青く見え
る」ものだ・・気を付けねばな。