牟田岳先生は「経営者は悩み多きもの」、また松下幸之助は「悩みこそ
社長の生きがい」とも言っているが、なかなかその境地にはならない。
司馬遼太郎は人間というものでこんな事を言っている
物事の自然を見る事こそ、将の目というものだ。当家のやり方は
、時の運と理にかなうようなにとやってきた。だからこそ毎度の
勝利を得てきた。そなたにはまだわからない故、過去の勝利の結
果のみを思い、土佐兵の向かうところ必ず勝つと錯覚している。
勝つための準備、配慮にどれほどの時間ろ心労が費やされたかを
見ぬ」(夏草の賦から)
経営者に良薬な言葉である。経営者が悩むのは過去の勝利や栄光がある
と、その事のみを考え思い、「理に適う思考」をしていないからだとい
う。理に適う思考とは、天然自然の法則にそった考えという事であり、
その上で起きている問題の状況を見る目を持って物事にあたれ、という
事だな。まあ「準備」や「配慮」など、最も基本的な事を怠るなという
事と教えているのかもしれない。
今日はこれで終了とする。