日本経営合理化協会の牟田学社長の著書「社長業の進め方」は、1992年
に購入した本です。当時10,000円もした高価なものでしたが、今でも
時々ページをめくって読むことがある。
その一節に・・・
事業の繁栄というものを考える時、この存在という哲学を考えなけれ
ばならない。
事業が繁栄し、商品やサービスが、何故買われるかを深く考えると、
存在する価値がお客様に認められるからに他ならない。
事業は、もともと生き物であると言われているのだ。
生き物であるから、元気に生きる時もあれば、風邪をひいたりして体調
を崩すこともある。体調を崩したときは養生して回復を待てばよいが、
自覚なしに「癌」になったら、取り返しのつかないことになる。
生き物とは、常に生命の危機にある。企業も生き物だから、常に企業存
亡の危機にさらされている。企業と言えども、養生では治らない病に侵
されることもある。常日頃からの気を付けたいものである。