【#2352】 六国五味の香

お香に出会って22年になりますが、香の「香」はいつ「聞い」ても
心和ます。宗匠伊達先生にはこの20年、このできの悪い私を導いていた
だいた。時には2人で香を聞いたこともあった。宗匠は私一人でも多く
の香席者に語るように話してくれますし、数人のときは一人の人に語る
ように話してくれる・・「六国五味」の香木の「香」も宗匠のお話しに
よって、また香席の場の空気によって醸し出す香りはその自由自在に変
わります。「香に聞く」心のあり方で「自由自在」「自在変化」です。

そんな香を聞かせていただいて22年以上になる。

香の歴史は古いといわれる。仏教伝来とともに日本に伝わったという話
もありますし、また淡路島漂着した香木を天皇に献上したのが始まりと
いう説もある。何れにしても「優雅」な香である。
伊達先生の香のお手前、主題のお話は歴史的優雅さと深さと、主題の主
人公が歴史を超えて現代に蘇る歴史の舞台でもある。

今日は読みかけていた「壬生義士伝」を少しだけだが読み進める。吉村
貫一郎の心に触れると・・・痛いな。南部武士の気骨に岩手県人として
誇りに思う。

「経営の掟」という散文記事に、「良きビジネスパートナーを持て」と
あった。経営は永遠の戦いであり、苦難あり困難あり、絶頂がありどん
底にあるときもある。そんなときに強い絆で語り合えるビジネスパート
ナーがいれば、それを乗り越えるエネルギーがでると・・・書かれてい
た。経営者には強い意志とエネルギーがなければならない、時に弱気に
あるときもあるし、時に挫けそうになるときもある。そんなと時は「肝
胆相照らす」同志と時間を忘れて話すの良い。

今日はこれで終了とする。