【#2363】 新聞記事から

私は新聞記事の切り抜きをして後日ゆっくり読むのを楽しみにしてい
る。経済記事や政治の記事は新聞を買ってすぐに読むが、文化欄は後か
らゆっくり読むのが良い・・三面記事は殆ど読むことはない・・

2、3日前に切り抜きした新聞記事に「線香花火 下から持つか、上から
もつか」の記事があったので切り抜いて今日読んでいる。

その記事は、寺田寅彦の次の言葉を引用して始まっている。
 「線香花火一本の燃え方には「序破急」があり、「起承転結」があ 
  る。パチッ、パチッと力強く花火が飛ぶ。間断なく盛大に花火が 
  散った後は、菊の花びらのような形の細いが花火一片また一片と静
  かに落ちていく。・・・

今年の夏は夜も30℃こえる暑さの為か、外で花火をする家も少ないよう
に思えた。花火はやっぱり「線香花火」という人がいるが、線香花火は
雅楽の「序破急」があり、なんとも言えない厳かな芸術性がある。

線香花火は、江戸時代に線香を立てる香炉に挿して鑑賞したことから始
まったと言われる。線香花火の元祖のようだ。
その線香花火も作り方で「長手牡丹」と言われる和紙をよって火薬を包
んだものと、藁先に火薬を塗った「スボ牡丹」があるそうだ・・店で
売っているのは火薬部分を下向きにした「長手牡丹」なそうであ
る・・・。

今の時代、夜公園や家の外で花火を楽しむのは、隣近所に迷惑になると
か、危ないからと禁止している町内会もあるとか・・
夏の世の風物詩の花火もそのうち、町内の子供たちには忘れられたもの
になるのではと・・・