【#2503】 新聞記事から

来年2020年は東京オリンピックですが、前回の東京オリンピックは2964
年でした。あの時は日本中がオリンピックに沸いたし、日本が高度成長
への突き進むエネルギーにあふれていた。おの軽快な「東京オリンピッ
ク音頭」は遠い昔の事・・・。

先日のある新聞に「プラハの春」についての記事があった。その記事の
中であの東京オリンピックで体操の個人で金メダル、次のメキシコ大会
でも金メダルをとり連覇を果たたベラ・チャフラフスカさんとチェコの
民主化運動の話でした。

  1968年当時のチェコスロバキアから分離したチェコの
  古都プラハにソ連軍が侵入してきて、チェコは社会主
  国に組み込まれてしまった。これに対してチェコの人
  々は「2000語宣言」を出して抗議をした。放送局はソ
  連軍に占拠されたが国民は家から自宅倉庫から放送を
  続け人々に情報を発信したという。

1968年のメキシコオリンピックに出場したチャフラフスカさんは、この
ソ連侵攻に無言抗議の意味を込めて、演技の際、赤のレオタードではな
く黒のレオタードを着用して出場をし優勝した。祖国に凱旋して英雄に
なったがその後は体操界から追放され当局から圧力を受けてその後の人
生は不遇の時代を生きたという・・・チャフラフスカさんはどんな圧力
にも迫害に屈しなかったという。

1989年世界に民主化運動が広がり、ソビエト連邦の社会主義体制は崩壊
し、東西ドイツのベルリンの壁は崩れ冷戦は終わった・・。

2010年北アフリカのチェニジアで勃発した体制権力への異議申し立て運
動は、広くアラブ世界に伝播した反独裁政権運動であった。これを「ジ
ャスミン革命」といわれるが、この時はSNSが大きな運動の役割を果たし
た。この革命によってアラブ世界の長期独裁政権は崩壊していくので
す。この一連の民主化運動を「アラブの春」といわれるが、これは1968
年のチェコの民主化運動の「プラハの春」に倣ったものといわれ
ています。

チャフラフスカさんの記事を読んで、あの当時私は中学3年生でしたが
今でも鮮明に覚えていますね。
我が家に初めてテレビが入りオリンピックを見た感動と、チャフラフス
カさんの演技、円谷選手のマラソン、東洋の魔女女子バレーボール・水
泳日本・・

いまNHK大河ドラマ「いだてん」をやっていますが、、スポーツは政治に
翻弄されるときもある・・・

チャフラフスカさんはその後、民主化されたチェコスロバキアの大統領
顧問になられ、東日本大震災の被災地で支援活動もされたといいます・

今の香港でのデモのニュースを見ていると、国の事情にもよるが社会主
義体制のから民主主義国家への道のり険しいものであることが分かる。

これも新聞記事ですが「反民主主義こそ時代遅れ」と題した
ギデオン・ラックマンさんの記事があっった。興味を持って読んだ。社
会は工業化社会からデジタル社会、ネット社会に変わって久しいが、イ
デオロギー的政治力学は依然として20世紀半ばから変わっていない。