【#2606】 ある新聞記事から

数年前の新聞記事の切り抜きに下記の記事がある

  国とは、多くの人々によって構成された。法人である。
  そして、その法人は、権利主体であることにしようと
  いう世の中の約束事である。

  国は、法を制定したり執行したりすることを通じて活
  動する。つまり約束事である法を通じて活動するとい
  う事である。

  国民の義務はというのは、法によって定まる。国民が
  国と関係を取り結ぶという事は、法の定めに従う事だ。

  国という組織の活動に価値があるか否かは、組織のあ
  り方や活動の内容を定める法にどのような価値がある
  かによって定まる・・・

政府は新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、「緊急事態宣言」
を出し、国民い行動の自粛の要請や、一部強制力のある禁止もある。
これは「新型インフルエンザ等対策特別法」という法に基づいて国が
「緊急事態宣言」をだして、このコロナウイルスが蔓延しないように該
当地域の知事にその行使を要請するものようだ。

この「緊急事態宣言」が、国民にとって価値のあるものか否かはこの法
律にどのような価値があるかによるという。この「緊急事態宣言」次の
ようなものが主な内容だ。

  ・みだりに外出しないなどの感染防止に必要な協力を要請する
  ・学校や社会福祉施設、興行場等に対して使用制限や停止等の
   処置を講ずる「要請」し、正当な理由なくしてお維持ない時
   は必要な処置をこうする。
  ・臨時の医療施設を開設するための土地、家屋、物資を使用す
   る必要があるときは、所有者の同意を得て土地を使用する。
  
まだ多くの事が定められているが、国民のどれだけこの法律を知ってい
るだろうか。国はもっと国民に対して、この「緊急事態宣言」を発する
基となる法律を知らせるべきではないか。そして国民はこの法は我々に
どのような価値をもたらし義務を課すのかを知らねばならない。国民は
それを守らねばならない。それは私たちは民主国家であり法治国家の国
民であるからである。

今日の無事と明日の健康を祈り、今日はこれで終了とする・・