【#2666】 とても良いマンガ本でした

山口県の銘酒「獺祭の奇跡の復活」を描いたマンガ本「獺祭の挑戦」を
読んだ。一時間ほどで読める本ですが、とても勉強になる本だった。

醸造という古くからある業界は、業界勢力図というものが決まってい
て、田舎の小さな醸造メーカーは衰退こそすれ発展成長の可能性がな
い。そん中で、業界の慣習や商流、製法を打破して世界ブランドになる
までの軌跡を描いたものです・・。山口県の「旭酒蔵」の挑戦の物語で
す。

業界の常識を破る・・・お酒は杜氏の経験と勘が作り出すものを、日本
中から業界の情報を集めデーターにして、お酒をデーターに基づいて作
るという発想に感動しましたね・・。

杜氏という職人が作り出すお酒は職人のノウハウがいっぱい詰まってい
るが、その杜氏の個性で作られるものでもある。
その杜氏の作り出した醸造のノウハウをデーターベース化したいう。

醸造を杜氏という職人のノウハウから、データーに基づく醸造技術者が
作る「美味しいお酒」造りにしたことは革新だと思う。

販路を業界の長年の慣習であった、卸の流通形態から「直販」にしたこ
と、商圏の山口県から出て東京、ニューヨーク、パリから嗜好者を増や
していったこと、作りにこだわり、素材である米にこだわり、23%まで
削った精米技術にこだわり、徹底的に「美味しいお酒にこだわる」、そ
して「高くても美味しく飲んでくれる人」のファンを世界に作る営業
力・・・

伝統産業は衰退産業と言われますが、現況を打破し発展する発想がいっ
ぱい詰まったお話しでした・・。

今日はこれで終了とする。