今年の仕事も始まった。
毎年「今年はやるぞ」と気合を入れて、仕事始めに臨む。
今年は「漆プロジェクト」で起業である。私の仕事人生3回目の起業だ。失敗は
許されない。成功へのシナオリも考えた。事業計画も練った。
事業の中核である知的財産権を守る防備も考えた。
年末の新聞記事に早稲田大学教授か書かれた著書「よそ者」という本の一節が紹
介されていた。
組織が活性化し、経済が豊かになるという命題を、様々な
検証をして裏付けていく。例えば特許一つとっても、複数
の国にまたがる国際共同研究から生まれた特許は、国内に
閉じた特許より平均で35%質が高いという(引用件数などに
よる判定。
また、国内にあっても同じ都道府県内の企業との取引が多
い企業より、県外企業との取引の多い企業との取引がある
企業の方が成長力が高いというデータがある。
遠方の「よそ者」と交わる事で、新たな技術やノウハウが
流れるこむからだ。
今年は韓国釜山大学の李教授と一年半前から研究、実験を繰り返してきたプロジ
ェクトの事業を立ち上げる。事業は今私が住んでいる広島でも仕事をしている東
京でもない遠方の地域である。私たちはその地では「よそ者」であるが、その地
域の産業振興に貢献できる事業を起こすのです。これは必ずイノベーションを起
こすと確信している。もちろん地域の人たちの協力があってできる事ですが。
今年は私は「年男」である。人生の第四コーナーでの起業だ。
志と夢と目標と強い使命感を持って遂げる覚悟だ。