「ケインズVSマルクス」(環境・格差・テクノロジー)・・・・
資本主義の行き詰まりと民主主義の記事を読んだが、世界の未来に絶望を感じた
ね。その要約は次の3点のようだ。
まず第一に、「資本主義が人々の生活水準を向上させる」との信念の動揺だと言
う。上位1%の富裕層が多くの富を独占する格差や貧困化が先進国で進んだ事に
ある。
第二に「世界は経済発展とともに民主化する」が失墜した事だ。「自由と人権」
が西側諸国の基本的価値だが、それが中国の台頭によって脅かされている事だ。
第三は、「テクノロジーは人類に進歩をもたらす」であったが、それが人類の生
存自体を脅かすようになった事だ。ITやAIの進歩は個人のプライバシーを脅かし
ているし、個人の仕事を奪っている。テクノロジーの発展は個人の職業をAIに置
き換えていく。大量の失業をもたらし、富はテクノロジーを所有するとところに
集中する。
1980年代から世界を席巻した新資本主義は、人類の未来にとって決して幸福の
資本を与えるもののようではない。20世紀を生きた人には良かったが21世を生
きる人達にとっては不幸な負の資産が余りにも大きい。それが格差社会であり地
球環境破壊による地球温暖化の進行です。
岩井克人教授の「持続可能な資本主義は実現できるか」の論文も、このままで
は、資本主義の未来は決して明るくない事を指摘している。
今日はこれで終了とする。