【#2802】 車窓の風景

先日仕事で岩手県二戸市浄法寺に行きました。漆生産日本一で、かつて
瀬戸内寂聴さんが住職をしていたお寺さん「天台寺」がある浄法寺で
す。

東京から東北新幹線「はやぶさ」で二時間半ほどで着く。車窓から見え
る遠くに連なる山々にはまだ残雪さえ見え、近くに見える田園風景は熱
いといった方がよい真夏の強い日差が照射する深い緑の草原のよう広が
る。気温は30℃以上あっただろう。

ニーチェ詩集「風景が心に与えるもの」から

  いつもの自分の生活や仕事の中で、ふと振り返ったり、遠くを
  眺めた時、山々の森林の連なりや遥かなる水平線や地平線とい
  った、確固たる安定した線をもっていることはとてもたいせつ
  なことだ。

  それは単なる見慣れた風景に過ぎないかもしれない。けれども
  、その風景になかにあるしっかりと安定した線が、人間の内部
  に落ち着きや充実、安堵した深い信頼というものを与えてくれ
  るからだ。

  だれでもそのことを本能的に知っているから、窓からの風景を
  重視したり、セカンドハウスの場所を自然に近い所ところを選
  んでいる・・・・

  (ニーチェの詩集 人間的な、あまりりにも人間的な・・より)

車窓からみる風景は、街がある都会的風景、近くに農家と田園がみえる
原風景・・遠くに見える山々の稜線・・心に癒しと安らぎと安定を与え
てくれるものです・・そんな東北新幹線から見える風景です。

今日は16:00に広島の事務所をでて21:00前に東京事務所についた・・

今日はこれで終了とする。