【#2867】 肝胆相照・・・

今月もあと数日になった。つい先日に新年を迎えたばかりであったが、もう一ヶ
月(30日)が過ぎようとしている。この一ヶ月も全力を尽くして現事業に取りく
み、新事業の「漆プロジェクト」を本格事業にするための企画推進や関係者との
調整、事業環境の整備に取り組んできた。寝る時間も惜しんでやっているが、寄
る歳に確実に体力知力を消耗させるね。

1月19日だったかは、ある事で24時まで事務所で対応に追われ、帰宅して寝る時
は午前2時だった。流石に参った・・でも翌日はどうしても休むわけにはいかず
早朝から慌ただしく動き回る日々だった・・。それでも草臥れる事もなく仕事が
できた事は、まだ私には体力・精神力に余力があるかな・・

一月は本当に慌ただしくなかなかな読書や新聞の切り抜きを読む時間が取れなか
った。読書や新聞の切り抜きを読むには少しの心の余裕がないとなかなか落ち着
いて読むことができないですね。

新聞は日経新聞をコンビニに買って読むようにしているが、買っても全く読まな
いで積読にままの時も多いな。切り抜いてあとで読もうと思うのだが、溜まって
しまうとこれまた読めなくなってしまう。

そんな中で今月はNHK大河ドラマ」の主人公 北条義時を書いた「武士の世を創
った男 北条義時」を読んでいる。とても面白いが私は読むのが遅いから読書が
進まない・・ゆっくり楽しみながら読む事にしよう・・子どもの頃にあまり本を
読んでいないから、歳をとった今でも読書が遅いという人がいるが、本当かもし
れないね。

「漆に関する論文や書物」も読んでいるが、こちらは「うるしプロジェクト」の
事業を推進するためと、李先生の研究と実験を少しでも理解できるようにと思い
日々少しづつではあるが勉強している。勉強は日々少しづつでも毎日継続してや
ることが大事だと思っている。毎日何かしらの新しい発見はあるし、新しい知識
も得ることができる。いつもSkypeで李先生の研究や実験の成果、経過をお話し
頂くのですが、少も漏らさず聞いて理解して共有できればと思っているが、私の
劣化した脳味噌は沸騰しっぱなしで及ばずです・・。頑張らねば・・。

安岡正篤先生は、人間学講話の中で「読書」についてこの様に話されている。

  本当の読書生活を持っていると、えびではないが固まらない。いわ
  ゆる通俗化しない。精神的のみならず、いつまでも肉体的な若さを
  持つことができる。そうすると絶えず友人から、又そういう書物か
  らも若さを持つことができる。つまり現実の生活の中からいろいろ
  の刺激を与えられ示唆を与えられる・・・・

良書に出会うは良き師に出会うと同じことですし、良き友人に出会うは良書に出
逢うと同じです。私は今、李先生と「漆の研究」をしこれを事業として立ち上げ
ようとしている・・・。「肝胆相照す仲」と言いますが、互いに刺激し合い示唆
し合う、共に成長しあう。これは人生を豊かにします。

今日はこれで終了とする。