ウサギと亀の童話のお話は、
日本時のだれもが知っているお話です。私も小さいときは親からも先生
からも何度も聞いたものでした。ウサギは走るのが速いですし、カメさ
んはのろまの代表です・・・。友達でも運動会で遅いと「亀みたい」と
言われたものでした。
ある経営者の勉強会でもお話です。
きっかけは、童話「ウサギとカメ」の話をめぐって、ある元経営者の方
からこんな質問を投げかけられたことでした。
「どうしてウサギはカメに負けたのか。カメはウサギに勝っ
たのか、知っていますか?」
子どもの頃から、あまりに有名な童話です。ウサギは油断
して昼寝をしてしまった。カメはコツコツと歩みを進めて、
ウサギを追い抜いてしまった。
しかし、これが思わぬ結果をもたらした本当の理由ではな
い、というのです。では、いったい何なのか。
端的にいえば、ウサギとカメでは、「見ているところが
違った」ということです。
ウサギは何を見ていたのか。ウサギは、カメを見ていまし
た。だから、ノロノロとやってこないカメに、油断をして
しまったのです。
対するカメは何を見ていたか。ゴールを見ていたのです。
カメがウサギを見ていたら、昼寝をしているウサギを見て
、自分も休んでしまったかもしれない。ところが、カメはそ
うしなかった。ゴールを見ていたからです。
言わんとしているところは、ゴールは何かをしっかり見極め、競争相手
に惑わされることなく、ゴールを見ることの重要性です。レースの本質
をこそ、しっかり捉えよ、とい事のようです。
経営において最も大事なことは、事業の一つ一つのゴールは何か、そし
てそのゴールをどのようにして達するか、を常に経営者は考えなければ
ならないという事だ・・・・人生もまたしかりである 。
今日はこれで終了する。
今の時間になれば、日中の灼熱の暑さも少しは涼しくなっているだろ
う。