【#2907】 ウサギと亀のお話から

ウサギと亀の童話のお話は、
日本時のだれもが知っているお話です。私も小さいときは親からも先生
からも何度も聞いたものでした。ウサギは走るのが速いですし、カメさ
んはのろまの代表です・・・。友達でも運動会で遅いと「亀みたい」と
言われたものでした。

ある経営者の勉強会でもお話です。

きっかけは、童話「ウサギとカメ」の話をめぐって、ある元経営者の方
からこんな質問を投げかけられたことでした。

 「どうしてウサギはカメに負けたのか。カメはウサギに勝っ
  たのか、知っていますか?」

  子どもの頃から、あまりに有名な童話です。ウサギは油断
  して昼寝をしてしまった。カメはコツコツと歩みを進めて、
  ウサギを追い抜いてしまった。

  しかし、これが思わぬ結果をもたらした本当の理由ではな
  い、というのです。では、いったい何なのか。

   端的にいえば、ウサギとカメでは、「見ているところが
  違った」ということです。

  ウサギは何を見ていたのか。ウサギは、カメを見ていまし
  た。だから、ノロノロとやってこないカメに、油断をして
  しまったのです。

  対するカメは何を見ていたか。ゴールを見ていたのです。
  カメがウサギを見ていたら、昼寝をしているウサギを見て
 、自分も休んでしまったかもしれない。ところが、カメはそ
  うしなかった。ゴールを見ていたからです。
  
言わんとしているところは、ゴールは何かをしっかり見極め、競争相手
に惑わされることなく、ゴールを見ることの重要性です。レースの本質
をこそ、しっかり捉えよ、とい事のようです。

経営において最も大事なことは、事業の一つ一つのゴールは何か、そし
てそのゴールをどのようにして達するか、を常に経営者は考えなければ
ならないという事だ・・・・人生もまたしかりである  。

今日はこれで終了する。
今の時間になれば、日中の灼熱の暑さも少しは涼しくなっているだろ
う。