【#2994】 古書、ルカパチョリの簿記論

今日は3月決算の会計処理の整理をしながら一日が過ぎた。企業にとってはこの一年の事業成績表
ができます。そして翌期にどのように臨むか決意を新たにする時でもありますね。企業は毎年度、
この一会計期間に何をやりどの様な結果を出したかを、経営者自らに向けてと、社員とステークス
フォルダーに報告するものです。来週早々に会計士と最終の詰めを行います。そして金融機関、関
係者に報告して税務申告です。これによって来季は事業の大きな方向転換や迫られる事にもなりま
す。

今から50年以上も前になりますが、学生時代に会計学の教授に「ルカパチョリの簿記論」につい
ての話を聞いて、会計学、簿記論に大きな興味を持ったものでした。近代会計学は、このルカパチ
ョリによって「スムマ」という論文で記されたと言われます。

1494年に書かれた「スムマ」は数学書ですが、その中の第9章が「複式簿記」に関する記述で
す。現在私達が使っている「複式簿記」ですね。これが1494年の書かれたもので、現在の企業会
計はこのルカパチョリの簿記論で行われています。又、現在、複式簿記は世界標準の会計基準で
す。仕訳、仕訳日記帳、貸方、借方の原則や、転記による元帳作成法、貸借対照表、損益計算書な
どの作成方法や計算書の仕組み、又財産管理や減価償却についても詳細に書かれております。

大学の授業で担当教授だった片岡義男先生は、この「ルカパチョリ簿記論」を得意満面で話されて
いた。私もこの授業で簿記論、会計学に興味を持ち、その後の人生は、企業会計に関係する仕事に
携わり今になっている。

今日、その教授から頂いた、片岡義男先生が1950年に書かれた「ルカパチョリ簿記論の研究」を
書棚から取り出してページをめくって見た。本の中はすっかり赤ちゃけていますが、私には宝もの
ですね。

今日はこれで終了とします。