【#3011】共有地の悲劇

7月26日から28日まで、広島から東京、東京から水沢江刺、そして岩手県北の安代、盛岡と主張の旅でした。飛行機、新幹線、高速バスを乗り継いでの移動でした。移動やお会いした人とのお話はそれほど疲れるものではなかったのですが、どこに行っても35℃を越す暑さには些かうんざりでしたね。

盛岡駅から高速バスで安代町hに行きました。盛岡駅から秋田県大館行きのバスに乗って安代に向かいましたが、降車する「安代バス停」を過ぎてからあまりの暑さにぼーっとしていたのか、「もしやこの安代では」と思い気付いた時は、バスは次の田代バス停に向かって走り出していた。高速道路なので、運転手さんに言って降ろしてもらうことも出来す、已むなく次のバス停まで行き降車しました。しかし高速道路のバス停なので次のバスが来るまで一時間待たねばならない。タクシーもなく、徒歩で遠回りして反対車線に行かねばならない。幸い訪問先の方が迎えに来てくれるという有り難い連絡が入った。嬉しくて嬉しくて・・・・・。

でもこの炎天下のバス停で一人で20分待たねばならないのは辛い。。周りには人っこ一人いな
い。ただ大型車両や乗用車がブンブン走っているだけ。木陰を探すも木陰がない。35℃前後のこの灼熱の太陽の下で待たねばならない。地獄の釜のようなこの熱射。幸いはバス停のバスの停車位置の真前に自動販売機があった事だ。自販機の飲料は値段は高いが「地獄の沙汰も金しだい」というが、お茶一本が20円30円高くても地獄の熱射の中の天の恵みでしたね。

田代バス停まで迎えに来てくれた、安代漆作家の斉藤さんには感謝です。

安代で当社の「減圧蒸留法の漆精製法と製品の説明」を無事終えて、斉藤さんには安代バス停まで送って頂き、盛岡行きのバスに乗る事ができた。

先日、ある新聞に載っていた記事に、「この地球環境破壊による異常気象は人類は止めることはできない」「日本では2030に夏は40℃以上が常態化する」「自然災害も大型化して災害復旧事業ではどうすることもできなくなる。国の災害復旧予算は毎年大きくなり大きな財政負担になる」「農業の作物は今までの主産地が作付けができなくなったり、作物に異常性が多発して収穫が激減する」と。地球は本当に住めなくなるのだろうか。

マスコミやマスメディアは、この異常気象による高温のニュースを連日のように流し、熱中症の危険性を呼びかけているが、この異常気象が、人類が生存の危機に直面していることは報道していないですね。「共有地の悲劇」という論文を読んだ事があるが、地球は今この「悲劇」にあるのです。

「地球は人類の共有地」なのです。ゲーム理論や囚人のジレンマ理論でこの悲劇は解決できるだろうか。

今日はこれで終了とする。