【#3047】箸よく盤水を回す

11月に入り10日も過ぎた。朝夕一段と寒さを感じますが、身に沁みると言うほどではない。晩秋を心で感じる寒さですね。私は晩秋はあまり好きな季節ではないです。それは日が暮れるのが早く肌寒くどこかに寂しさを感じ、もう今年も余すところ一ヶ月かという時の速さに無情を感じる季節でもあるからです。「秋の日は鶴瓶落とし」と言いますが、夜長の時間を大切にしたいものです。

大切な事をなすには「小さいことから始めよ」と言われます。どんな大きな事も最初の一歩がありますし、1000歩の道も一歩からとも言います。大事なことは最初の一歩を歩み出したら、心に描いた夢や目標や目的を途中で止めない事だと言います。「箸よく盤水を回す」という。盤水とは、大きな皿とかたらいに入った水を細い一本の箸で回すことを言いますが、最初は水が回るわけながないように見えるのですが、諦めることなく、コツコツコツコツ、コツコツコツコツと回していると、最初は小さい渦もやがて大きな渦になり、やがて盤水全体が大きな渦になる。「努力」とはこの様なことをいうという話を聞いた事があります。「千里の道も一歩から」ですね。

今日はこれで終了とします。