今日は一日雨模様でした。昨日までの疲れがあり、午前中は少しゆっくりして、午後からの仕事でした。昨日は漆芸家であり漆研究家の本間先生を訪ねて、漆についてご教授戴いだ。日本の漆産業の問題や漆の種苗、育林を産業にすることの課題、そして、私と李先生が開発した漆精製法で作った漆の評価など、時間が経つのを忘れて話に夢中になっていました。気づいたら2時間以上も過ぎており、展示会で作品制作で忙しい本間先生には大変失礼しました。話を終えて帰る時は本間先生は駅近くまで送ってくださり大変恐縮した次第です。住宅街を二人で歩きながら、互いの仕事人生を語りなどして。
安岡正篤先生の言葉にこんな言葉があります。「世の中にさまざまな職業の人がいるが、大事なのは各人それぞれ正業に就き、自分の心身をみがいて仕事に最高の努力をいている事だ。一人ひとりの心の修養こそ大事だ」とね。
仕事は生活のためとか、顧客にためとか、会社のためとか、技術を磨くため等といろいろ言われるが、実のところ仕事の成果にはその人の潜在心が一番よく表れるそうだ。それは、仕事はその人の心のあり方や価値観が出るからだという。今日は田坂弘志先生の「教養を磨く」の2回目を読み終えた。今夜からまた「紫式部日記」の続きを読む事にする。今日はこれで終了とします。