【#3132】多岐亡羊とならず

長い人生には多くの分かれ道があり、ややもすれば脇道に入り込んでしまい、本筋を忘れ大切な人生を無駄に過ごしたり棒に振ったりすることがある。若い時には、人生に夢があり希望がある。この夢や希望をずーっと持ち続けてチャレンジすればよいのですが、年の経過とともに夢も希望も薄れ年老いて人生を振り返ったら、何もせずただ日々に追われていたという人も多い。このような事を「多岐亡羊」というが、だから人生は何歳になっても「志や社会に役立つ目標」があった方が良いのです。「自分にはやらねばならない事がある人生」ですね。

 

しっかりした人生観こそが「大道」です。大道があっても「多岐」に流される事があるのですから、志や目標がなかったら目前の枝葉に執着する人生となる。「大道以多岐亡羊」は列子の言葉なそうです。今わたしには大きな志と目標がある。大道を見失わず、多岐に流され亡羊とならず、傍観者の雑言語に惑わされずです。心に命じよう。

 

今夜も一倉定先生の経営語録の一言を読んで寝る事にする。「ワンマン経営とは、社長が全ての事を権力を奮って勝手な事をすることではなく、社長ただ一人が事業経営の全ての責任を負う事だ。ワンマン経営のないところに、真の経営などあり得ない。」そして一倉先生は「合議制、民主経営などと言うのは全くの誤りで、「ワンマン経営」以外はあり得ないのである。何事も部下に相談し、会議で決めるというような事は、厳しい現実に対しては、決して正しくない。」と言いきっている。心に命じよう。

 

今日も一万歩を歩き、朝夕の冷水禊をした。今日はこれで終了とします。