【#3142】盛者必衰の理

梅雨の日の温かくして湿った空気は 不快なものだ。今日は一日室内のこもって溜まっていた書類の整理や、研究途中の資料の整理などをしていた。書類や資料は一定の期間で整理していかなければ溜まってしまい、貴重な資料も単なる紙屑になってしまうことも多い。仕事の資料は見て確認できたらファイルに綴じるか捨てるのが良い。溜まってしまうと見ないでしまうことが多い。研究資料や参考論文は切り抜きし大学ノートの貼り付けておくと良い。積読は単なるゴミである。今日はそんな資料をファイルにし、参考論文は切り抜きし大学ノートに貼り付けた。資料や参考論文は整理がつくと頭も整理がつくし、心の整理整頓もできる。「ものの整理は心の整理」でもある。

今日はこの言葉を読みました。この一章を切り抜きして手帳に貼り付け時々読むようにしている。「祇園精舎」・・・・祇園精舎の鐘の声、諸行無常のひびきあり。修羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。たけき者も遂にはほろびぬ。偏に風の前の塵に同じ。

遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山、これらは皆旧主先皇の政にも従わず、楽しみをきはめ、諌をも思ひいれず、天下の乱れむ事をさとらずして、民間の愁ふる所を知らざっしかば、久しからずして、亡じにし者どもとなり。

近く本朝をうかがふに、承平の将門、天恵の純友、康和の義親、平治の信頼、此れらはおごれる心もたけき事も、皆とりとりにこそありしかども、まぢかくは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人の有様、伝え承るこそ、心も詞も及ばれる。

今日はこれで終了とする。