【#3178】鵜の真似する烏という事あり

この写真は、瀬戸内の宇品港の夕暮れの写真です。時々この港に立って瀬戸内の静かな海を眺めながら「出船」「入船」「帰り船」を見るのが好きですね。先日も夕暮れの宇品港から江田島の方をみていたら、多くのフェリーが島々から帰ってきて、また島々からへ向かっていきましたね・・・。

【鵜の真似をする烏という事あり】、商人生業監の一説です。「鵜の真似をする烏といふことあり、人の利巧が商ひごとよく鍛錬し運良く仕合するをみて羨ましく思ひ、己れも運も器量もなきに、その真似をすること、大いなる思い入れ違いなり。これを
「カラスを鵜に使う」という。とかく己は運も器量もなきものとし、小く仕慣し商いを、こよなき楽しみと思い、大切に勤めるべし。」

他人の事業や商売は良く見えるものです。「あの会社は良く儲かっている。あの商品は利益が大きい。あの業界は成長の一途だ」などの話は聞き、自分の本業はいつも辛いもの大変なものだと思う、人の事業や商品、商売はいつも繁盛しているように見えるものです。「隣の芝生は良く見える」というものです。

経営者にとって、「本業を歩く事は容易ではあるのですが、他人の隆起や儲け話に気を取られ、いろいろな儲け話や美味しい話の誘惑に乗ったっり真似したりしまうという」事が多いという。この誘惑話や虚偽話に心を動かされない負けない堪える心を持つことが経営者にとって最も大切だという。「カラスを鵜に使う」ことにならないようにしたいものです。今日はこれで終了する。明日は広島~東京、そして奥州市へ。そして26日はその逆走で広島に・・・・。