【#3181】秋本番です

「当用の外、無益の器物を弄ぶべかざる事」

「古語に云はく、物を弄べば志を喪う。書旅獒 玩好の器は宝とせず。物に執着すると最も大切な物を見失ってしまう。当面必要なものの他、無駄な器具などを買わない事だな」と山鹿素行は言う。山鹿素行は江戸前期の儒学者であり兵学者でであり思想家である。吉田松陰の思想に大きな影響を与えた人でもある。

事業していると必要でないものを結構購入しているものだ。購入して一度も使用していないものも多くありますね。それも高額なものを。もう使う事はないだろうと思うものが。書経旅獒、慰み愛好する道具だ。本当に必要であったか。いくら高額で良いものであっても、その事において無益な器物はお金を捨てたと同じであって、何んの価値も見出していないという事だ。物というものは使われてはじめて価値が出るのです。山鹿素行の教えですね。「物はそれを活かす人によって価値がでる」ですね。

ここ数日睡眠時間が足りていない。三日間の睡眠が合計15時間に満たない。今夕はついにダウンですね。もう寝る事にする。空も青さも、虫の音も、店先の果物も、苅田の風情も秋本番です。