安岡正篤先生は「人間は深い精神生活を持たねば、本当の意味の形相、色相は養われない。結局運というのは相に現れて、相が良くなれば運も良くなる。しかし、運を良くしようと思えば、結局、心を養わなければならない。心を養うということは学問をすれば、人相も良くなり、運も良くなる。運も相も結局は学問に他ならないのであると。学問、修養をすれば自ら良くなる。」と言われています。「人生は7割が運」であるというし、事業は「運が7割」という人もいます。松下幸之助翁も永守重信会長も「事業は運を掴むこと」だと言っている。
運を掴むのは、まず自分の「志」と共に人生を歩むことなそうです。「志が高ければ高いほど困難や高い目標に怯むことなく絶対にやるという果敢な挑戦意欲が出る」もの。意欲のないところに困難を乗り越える気力もなければ目標に向かうエネルギーも湧かない。
学問とは書を読むことことだけでは無い。また学問は机に座って勉強する事だけでもない。日々の困難な仕事中にも大きな学びはあるし、学問をしなければならない事も多くなる。問題解決として学問、人生の真実を生きるための学問、心の修養としての学問、学究の学問といろいろあるが、どんな学問も自分の人生に価値を持たせてくれる。それが「運を呼ぶ」事だという。