今日の広島は寒い寒い一日でした。日中、太陽の日は差したが気温は上がらずなんとも寒い冷たい一日でした。今夜から明朝にかけて日本中が大きな寒気団に包まれ、大雪や風雪警報が出ている。二月は一年で一番寒さが厳しい時節ですが、「寒さもまた楽しからずや」とはいかないね。今朝の「禊の水」は冷たかったです。先日、奥州市のホテルで朝夕の禊の水を浴びたが、やはり奥州の水は冷たいですね。広島、奥州と東京と移動するが、奥州の水が一番冷たく次は広島、そして東京ですね。どんなに寒く冷たくも朝夕の禊の水は気持ちが良い。
三国も最終の10巻に入りました。なかなか面白い。この4か月この三国志に吸い込まれ、時間のある限り読みふけましたね。それももう最終巻となった。中国後漢の末期の時代、貧しいが高貴な血を引く劉備玄徳が荒れ果てた世を救うと志を立て、桃園にて関羽、張飛の三人が義兄弟の契りを結ぶ。ここから三国志は始まった・・・。孫権、曹操、諸葛孔明が乱世を知略、戦略、武力で群雄割拠の世を生きるドラマは、壮大であり遠大ある。兵法、論語、詩経や中国古典の古事、諺、仁、義、漢詩が多く大将、軍師、丞相などの言葉がでてくる。とても良い学びになった。今週には10巻を完読とする。
三国志の間に「ニーチェの哲学ノート」を一瞥した。その中でこんな一説があった。「同情が弱きもの、悩めるものにとって、一つの慰めになるのは、・・・まだ一つの権力を作らせるという権力が認識できるからである。」とはニーチェの言葉です。例えば、愚痴を言って相手にさせたがるのは、同情してもらえる自分があると感じたからです。他人に影響を与えたい、もっと注目してもらいたいと力の意志が同情や関心を得るための愚痴や自虐を言わせるのだとニーチェは分析したそうだ。いつも友人の愚痴を聞かされるのは、私に同情を求めているのかもしれないな。