今夕漸く自宅に戻った。3月4日の朝に家を出て、東京に向かい、慈恵医大病院での定期検診、その後弁護士との打ち合わせ、そして仕事相手と電話で一時間ほどの打ち合わせでしたね。そして翌日5日は、朝早い東京駅発の東北新幹線で水沢江刺駅に向かいました。奥州漆研究所で販売品の製造や研究考案した企画品の実証実験、朝9時から昼食抜きで伊藤園の麦茶500ml一本で18:30までぶっ通しの作業でした。流石に疲れて早めにホテルに入り、近くの定食屋でハイボール一杯とトンカツ定食で昼食夕食を一回で済ませましたね。
翌日は6日は二戸市浄法寺漆生産組合を訪問して泉山組合長と当社の事業につて協議や、漆業界の情報などを話しました。とても有意義でしたね。お互いに同じ年齢ですが、「現業の第一線で先頭切って働けることは幸せだ」と言うことで意見は一致。私はそれから奥州の研究所まで一人運転の車で走りましたね。途中サービスエリアで昼食に「カレーライス」食べて大いに満足して、午後4時に無事到着。約320km走りました。東北道は水沢付近から滝沢あたりまで、制限速度が120kmです。
7日は5時起床、ホテルの朝食を食べて、7時半に研究所に入って当日の作業予定を始める。事前準備は万端に整えて作業を開始した。しかし予定手順通りにはいかないものだ。十分検討し準備したのだったが、予想していないことが発生しましたね。ある工程が、予定時間になっても製品として十分な状態にならない。私は焦りましたね。結局途中で作業を中止、こ製造は失敗としてやり直しをしました。原因は分かりましたので、今後の製造において気をつけることで自分なりに反省です。
午後は早い時間に東京に戻り、システム開発の打ち合わせをして18:00に開放となった。夜はコンビニで豆腐、切り野菜、マグロに中落ち、ゆで卵で、焼酎のロックを飲んで疲れを癒し一週間の振り返りをして休んだ。
安岡正篤先生の言葉に「それ学は通の為にあざるなり。窮して苦しまず。憂へて意衰えざるが為なり。禍福終始を知って窓わさざる為なり」がある。学問というのは決して出世や生活の為の手段ではない。窮して悲鳴をあげたり、心配事のためにすぐペシャンコになるようでは「学」とは言わない。何が禍であり福であるか、如何に始まり如何に終わるか、という事を知って窓わさざるが為である……………………。今私はこの事業を完成させるために、勉強し研究し、先人の知恵に学び、経験豊かな人に教えを乞い、みなさんから学んだことを自分の力としてこの事業に取り組んでいる。人生は全て「学」であり、万象は全て我が師ですね。