【#3270】ヘッセの詩集から書物

ヘッセの詩集から「書物」(この世のあらゆる書物も、おまえに幸福をもたらしはしない。だが書物はひそかに、おまえをおまえ自身の中に立ち返らせる。おまえ自身の中に、おまえが必要とする一切がある。太陽も星も、月も、お前がたずねた光りは、おまえ自身の中に宿っている。おまえが長い間万巻の本の中に求めた知恵は、今のどのページからも光っている、それはおまえのものだか。」

私は本が好きで少年時代からお金を貯めて本を買って読んでいる。私は本は買って読む事にしているんです。借りて読むといつか返さなければならない。そうすると、あの本もう一度読みたいなと思った時読めない。買って積読も多いです。でも買って積読にしていてもいつかは読めるしね。

55年前の本も大事に本棚にとってある。いまだに必要によって開くこともあるし、懐かしくなって読み返すこともある。そうするとその本を読んだ時代のことが頭に蘇ったり、書かれた内容が即座に頭に蘇ることもある。書棚にある本は、専門書もあれば小説もあるし、歴史物、推理小説や政治もの、経済学や会計学なども多くある。どの本も自分に人生に力を与えてくれたものだ。知恵や知識をくれたもの、人生の道標と勇気を与えてくれたものだ。苦しい時は癒してくれたものもあるし、それを乗り越える知恵を勇気を与えてくれた。まさにヘッセがいう書物は「おまえ自身の中、おまえの必要とするいっさいがある。」ですね。書物は一期一会でもある。