「箸良く盤水を回す」いう言葉がるが、一本の箸で盤水を回そうとしてもなかなか回るものではない。最初は回すというより水を切ると言った方が良い。しかし一生懸命に諦める事なく回し続けるといつの間にか小さな渦ができ、それでも諦めずに回し続けているとやがて盤水は大きな渦となって、今度は止めようと思っても止まらないほど大きな力なる。
小さなことでもコツコツコツコツと諦めずに続けること。小さい努力も続けていると大きな成果に繋がるというものだ。「継続は力なり」「信は力なり」「千里の道も一歩から」。最近の学校もそうだが「努力」する事の大切さを教えないですね。会社でもそうですね。「がんばれ」と言うと「根性論」だ「パワハラ」だと言われる。だから「根性が足らん」と言ったら、すぐにパワハラだと訴えられたりする。本当は努力する事も頑張ることもとても大事なことだし、日本人の「勤勉」も「努力」も日本人の精神性からすると「美徳」なんですね。二宮尊徳翁も「勤勉は美徳なり」と言い、勤勉は生活に元と説いた。勤勉こそが「箸で盤水を回す」になるのです。