一倉定先生の語録に「資金は、会社存続という面から見れば、損益に優先する」とある。その通りであるが、経営者は常日頃は「損益」だけを計算したがるものだ。「幾ら儲かったか、どれぐらい儲かるか」が一番気になるし、決算では「幾ら儲かって幾ら税金を払う」が会社の成績のように思っている。確かにそうだ。儲けがなければ会社は存続しなくなる。
しかし会社が「利益が出る」ことと、「資金バランス」が取れている事は別物で、会社が倒産するのは、「赤字が出ているから倒産」するのではない。「資金が無くなる」と倒産するのだ。利益が上がっていても倒産する事もある。黒字倒産です。だから経営者は「損益計算書」視点の経営と「貸借対照表」「キャッシュフロー」視点の経営をも心がけなければならないと思う。
今年度は倒産件数が非常に多いという。物価高や消費低迷、異常気象による生産物の収穫量不足など、中小企業の業績に大きな影響を与えている。政府の経済対策も中小企業支援策も、また物価対策などの政策も一向に見えてこない。
経営者は自分の力で自分の会社を守らなければならない。自社事業に自分のエネルギーを集中し、脳みそを沸騰させ知恵を絞り出し、行動する力をフル回転しこの難局を乗り切らねばならない。
肝心な事は、経営の視点を「損益視点と貸借対照表視点」にする事が大事だな。一倉定先生の語録も良い事を教えてくれる。
私は本を読むのが遅い。「新・平家物語」が漸く第四巻が終わった。牛若丸も鞍馬から京の都へ。そして奥州平泉へと。京での母親の常盤御前との対面は涙が出ましたね。源義経の人生の大きな転機である。・・・明日から第5巻が楽しみだ。