昨日、もう15年以上も疎遠になっている昔の経営者仲間だった人から、一本の電話がかかってきた。「元気ですか。その節はお世話になりました。ご無沙汰しております」で話が始まり、当時の懐かしい話しなどしていましたら、突然「今なかなか事業がうまくいかなくてね。いろいろ指導してもらいたく電話しました」と言う事でした。この人の仕事は私の仕事と同じシステム開発の様ですが、なかなか利益がでず赤字続きのようすだ。どうの様にしたら良いか、と言う相談でしたね。
つい先日も同じようなお電話を頂き、お話を伺ったことがありました。皆経営者として15年から20年ぐらいはやってきているのですが、今日の厳しい経営環境で苦境に立っている様でした。私はたいした相談もアドバイスもできなかったのですが、「苦境の時はしっかり足元を見直して、足元の問題から解決していく事が大事だ」と話してあげました。「経営は手品ではないので、魔法の様な解決策はない。一つ一つの問題と正面から向き合い、問題を客観的な視点で真剣に捉えて其の原因となっているものの解決策を自分の頭で考えて取り組む事だ」とアドバイスした。
会社の業績の低迷は経営者に其の責任があるし、解決は社長にしかできないとも言ってあげた。「経営の業績低迷には其の原因があり、成長には成長の原因がある。そして其の責任は全て社長にある」とも言っておいた。経営とは厳しいもの、経営者はそこから逃げる事はできない。経営とはその戦いをいうだと私は思っている。
「自然を如何に化するか」という事を考究する事を科学と言うならば、「人間を如何に化するか」を考えるのは哲学と言える。そう言う意味では、経営は科学であり哲学でもある。