仕事というやつは本人の気合・気迫・根性が大きく影響する。気合・気迫・根性が足りないときは何をやっても上手くいかないし、ましてや困難なことや難しい事に遭遇すると気が落ち込んでしまい、途中挫折する事が多い。私は良くこの気落ちになることがある。こんな時は自己嫌悪に陥るし、成果の出せない事が多いです。いまこの歳だからではない。若い時もこんな事が多くあった。だからと言って気合・気迫・根性だけをもってやれば良いかというと、それはそれで必ずしも成果が出せるという事にはならない。
「葉隠れ」にこんな一章がある。ある達人が老後に言った言葉である。・・・・・「人間の修行には段階がある。修行初期では、ものにならず、自分でも下手と思い、人も下手と思う。この分では用に立たない。中の位は、まだ用には立たないが、自分の下手さも他人の不十分さもわかるようになる。上段になるとすべてを会得して自慢もできるし、人が褒めるのを喜び、他人の不十分さを嘆く。こうなれば、ものの用に立つ。その上の、上の上になると知らん顔している。・・・・・・
柳生殿は、「人に勝つ道知らず、われに勝つ道を知りえた」、と申されたそうだ。「今日は昨日より上手になり、明日は今日より上手になるというようにして、一生、日々、仕上げることが道であり、これも果てない世界である」・・・とね。思い立った時の気合・気迫・根性の仕事のやり方では一瞬の成果は得られるかもしれないが、人生をかけてやるような仕事はそうはいかないな。日々一歩一歩の積み重ね昨日より今日、今日より明日という自己成長の積み上に限る・・・