【#3434】 菜根譚に学ぶ

今日はあさから大雨でした。一日事務所でのディスクワークでしたが、一日のディスクワークも結構疲れるものだ。普段は外を飛び回っていることが多く良く他人から疲れるでしょうとか、大丈夫ですかと言われるのですが、外を飛び回っているときは意外と疲れないんですね。社内仕事の方が疲れが大きい・・。気分転換できないからかな・・・

「払意を憂うることなかれ、快心を喜ぶ事なかれ、久安を恃むなかれ、初難を憚る事なかれ」という言葉が中国の古典[菜根譚]の中にあります。「母憂払意。母喜快心。母恃久安。母憚初難。」と意味が一見難解そうな漢文ですが意外と易しいです。その意味は「思い通りにならないからとてくよくよするな、今万事が上手く運ぶからといって喜ぶな、今の幸せに心を許し何時までも続くと思うな、事の最初の困難に挫けたり逃げたりするな」という事なのです。

菜根譚の著者、洪自誠は「長い人生や日々変化する経営の中では何をやっても思い通りにならない時がある。そんな時は苛苛したり、くよくよするな。そのうち状況が変化しチャンスが到来するものだ。何をやっても思い通りに行かない時は、次の時期を待つ充電期間とでも思ってじっくり高ヲる事が大事だ。

また反対にやる事なすことが順調に運び笑いが止まらない時もあるものである。そんな時は有頂天になったり自慢したりするなと言うことである。人間は好調な時に、また順調な時の驕りや過信が後に大きな失敗に陥ったりするものである。失敗の原因というものはこの順調な時に芽生えるものである。順調であればあるほど足元をしっかり見つめておきなさい。」と言っている。日本でも「驕る平家久しからず」という言葉がありますが同じような意味だと思います。

今が幸せだったり良好だったりすると、ついつい今の幸せがこのまま続くと思いがちになりやすく、その心地よさで努力、精進しなくなるから気をつけよと戒めています。われわれの生活は今が幸せであっても卵ェのできない突然の不幸や苦難困難な事件に見舞われる事があります。事業においても今が順風満帆でも取引先の突然の倒産や取引の事件に襲われる事もありますが、こんな時普段からの心高ヲがないと途端にまいってしまいます。故に普段からの物心の備えを怠ってはならないと菜根譚は教えています。