自民党の総裁選も安倍氏優位の状況で終盤戦に入ったが、
昨日はどのテレビ局の報道番組も3氏の討論・議論であった。
フジテレビ系「報道2001」を見て3氏の対アジア外交について、
いやアジア外交というより対中国外交の発言について、歴史認識の違い
が際立った。
私の友人から昨日の「報道2001」についての意見が寄せられたので
下記に紹介します。私もまったくの同感である。
9月17日、「報道2001」(フジテレビ系)に
出演した、安倍、麻生、谷垣、三方のコメント聴いて
いて、安倍氏や麻生氏に較べて谷垣氏の歴史観が浅いの
が目立った。
三氏のコメントのポイントを比較すると、
先の戦争は侵略戦争だったのか自衛戦争だったのか、
そのどちらか?かと司会者が出席者の考えを問うたに対して、
安倍氏は、
歴史認識を政治の場で言うと外交問題になるので、
謙虚であらねばならない。
侵略戦争だったのか、自衛のための戦争だったのかは
歴史家が判断することである。
歴史認識問題はアカデミックな立場で議論すべきである。
盧溝橋事件の時に、あそこに日本軍がいたのは、義和団
事件後の国際協約によって居たのである。
谷垣氏は、
中国に関しては侵略戦争であったことは、はっきりして
いる。
麻生氏は、
日中が戦火を交えることとなった背後にはスターリンの
策謀があったことなども明らかになってきている。
満州国については、南京の蒋介石政権はオーソライズし
ていたので、日本の侵略ではない。
といったコメントの主旨であった。
安倍氏は自民党総裁に選ばれ、首相に就任する可能性を
考え、極めて慎重な発言であり、言葉尻を朝日新聞など
の反日マスコミに捉えられ、チャイナから無用の干渉を
受けることを賢明に避ける姿勢であった。
しかし、安倍さんは侵略戦争だったとは一言も認めていない。
麻生さんは、どうせ首相にはなれないと見ているのか、
安倍さんよりは明確にコメントしていたが、彼も侵略戦争
だったとは認めなかった。
ただ一人谷垣氏だけが、対中侵略戦争だったと明言した。
彼が盧溝橋事件は、現地で停戦協定が結ばれたことや、
その後チャイナ各地において、チャイナ側の対日挑発行為が
あり、ついには上海事件が惹起したこと、更にユン・チアン
の「マオ」を読めば、自民党総裁(=首相)候補として、
つまり日本国を代表して軽々しく「侵略した」などと発言
出来るわけが無い。
彼は歴史の表裏をしっかり勉強しているとはとても思えない。
それと谷垣氏は、チャイナとの国際関係に関しては素人と
断じてもよいほどのナイーブさである。
これまでの長い経緯から、「日本側が侵略しました。済みませ
んでした」と謝れば、チャイナは「過去を問うのはもう止めま
しょう。互いに未来志向で進みましょう」と言うような相手
でないことは明白である。
その点についての事実認識が皆無と見られるは実に不可解で
ある。これでは、谷垣氏はやはりチャイナのハニートラップ
に絡められ、チャイナの言うと通りになっていると勘ぐら
れても仕方があるまい。