【#2452】 平成という時代

今日は「新元号」が決まり、政府から発表された。新元号は「令和」と
なった。馴染むまでには時間がかかるだろうが、日本人にとって「元
号」は、一つの時代の区間であり区切りであり文化である。昭和もそう
でした、平成もそうでした。「昭和は戦後からの復興と経済の成長、そ
して文化的生活の謳歌でした」・・・

平成は、「災害、災難、事件などが多くあった時代だ。バブルの後遺症
で経済の低迷、そしてリーマンショックとかつて誇った日本の経済力、
成長力は地に落ちた時代でもあったな。阪神大震災東北大震災、広島の
災害、大風の大型化による各地の被害も大型化した。日本沈没かと思う
ほどであった。

また、灼熱の夏は毎年続き日本も「亜熱帯化」した。日本各地で気温
40℃は当たり前になった。かつては考えられない気温だ・・平成はそん
な時代でもあった。

一方インバウンドの旅行者は増え続け年間4,000万人を目前にしている
し、来年は東京オリンピックでもある。「爆買い」も平成を盛り上げ
た。

平成の政治は、民主党が政権を取った時代でもあったが、長続きはしな
かったどころか、自民党から政権を奪取した民主党は、自民党に奪還さ
れた後は、雲散霧消である。その政権は何だったんだろうか・・
「事業仕分け」は一時流行語にもなったが、「事業仕分け」されたのは
民主党だった。

あの「事業仕分け」の対象だった行政は、その後森友問題や厚生労働省
の文書回改竄問題で、行政不信、政治不信を招いている。これも平成の
出来事だ。

オウム真理教事件は、戦後の最大のテロ事件といえる。多くの犠牲者を
出したし、地下鉄サリン事件は国民をふるい上がらせた・・。

どんな時代であっても経営者はその時代と将来を見据えて経営に当たら
ねばなない。ある経営者が言うように「経営とは時代を先取りし、時代
に適応し、時代の荒波を乗り越える経済活動だ」と・・・

「令和」は悠久の日本の文化と日本人の心を感じる響きがある。
「令和」の時代は日本にとって未来輝く時代であってほしい。

今日はこれで終了とする。