【#1317】 民主主義

政治は国民に開かれたものであることが理想である。特に民主主義国会
においては、政治は国民に分かりやすく、国民のための政治でなければ
ならないと思う。もともと民主主義とはDemos(人民)とKarataia(権
力)を結合してできた言葉なそうだ。ようするに主権在民、国民主権で
あり権力の行使は国民にあるという考えであるよう。

特に欧米諸国は市民革命などを経て民主主義国家となってきた。その特
徴は基本的人権であり、自由と平等権、多数決の原理であり、法治主義
である。日本国憲法もこの特徴を有しているから立派な民主主義国家で
ある。

先日の北京オリンピックの開催国である中国(中華人民共和国)は、や
はり民主国家でないこと証明してくれたようなものだ。オリンピック開
催自体が国家(共産党)誇示と民族浄化の利用の何ものでもなかった。

この国は人民共和国、人民とは国家の支配者(共産党)に対する被支配
者の事をいうが、オリンピックを見ていても、ごく一部の人民だけが歓
迎、観戦できたが、多くの国民にとっては決して歓迎するものではなか
ったようだ。

今世界では多くの地域紛争があるし内戦もある。地域紛争や内戦は
全て政治的指導者間の揉め事であるが、その犠牲は国民になる。

国家とは何だろうな、民主主義とは何だろうな、国民、人民とはなんだ
ろうと考えさせられ昨今である。