麻生内閣の支持率がついに20％を割って19％になってしまった。森内閣
の末期の時に近づいてきた。（16,8％)。不支持も74％となり、内閣と
して国民の不支持がこれだけ高いという事は、内閣に対する国民は愛想
をついているだから、もっと国民の目線、国民が何を内閣に求めている
かを、麻生さんは真剣に考えなければならないよ。
漢字を間違えてぐらいで支持率はここまでは下がらないよ。あんなもの
は愛嬌だ。しかし「定額給付金」は国民の理解を得られないぐらい何故
わからんのだろう。あんなもの子供のでもムダだということがわかるだ
ろう。
消費税だってそうだ。何故不況にあえぐこの時期に増税を決めなければ
ならないのだろう。国家財政が立ち行かなくなる事は誰でもわかる。そ
の為に消費税を上げなければならないことも誰でもわかる。しかし官僚
の「渡り」はそのままで、高くなった公務員の賃金や退職金ははそのま
ま、行政のムダ使いもなんの改革もないまま、消費税だけを上げる政府
を誰が支持すると思っているのだろう。思っているとしたら麻生総理一
人ぐらいではないか。
確かに政治は国民の嫌がることをしなければならないときもある。国民
の支持がなくても国家100年の計に立った政策を実行しなければならな
いときもあるが、定額給付金や消費税は国民の支持を得られないまま、
実行しようとするのは、愚策を愚策と思わない麻生さんの世論音痴とも
いえる。
小泉内閣の支持率が一番悪いときは33％であったが、しかし常に40％以
上はキープしていた。国民に分かりやすいし、しっかり国民にメッセー
ジを送ってくれた。またぶれなかった。いろいろ功罪はあったが、しか
し国民はぶれない実行力のあった小泉内閣に夢を託したのであった。
麻生さん、ふらふらしながら歩く政治はもう止めて欲しい。総理も辞め
て欲しい。自民党も麻生総理でやけっぱちにやっていないで、総理の首
を替えるなり選挙するなりしたらどうだろう。一旦下野して反省しても
う一度やり直したらどうだろう。
「独りよがりの変人になるな」と菜根譚にあるが、今の麻生さん贈りた
い言葉だ。