この日誌に、6月30日に書いた「広島の平和とヒロシマの平和」に、
いろいろなご意見を頂きました。私の意見を支持する内容も反対もあり
ました。共に有難う御座いました。
私が言いたかったのは、田母神氏のお話しも「日本の国のあり方」であ
り「平和のあり方」であるということです。私は秋葉ヒロシマ市長の
「ヒロシマの平和」も立派な「平和観」であると思っております、しか
し田母神氏の「日本のあり方」も立派な「国家観であり平和観」である
と、私は思うのです。
また、主催団体が8月6日に行うことは、今までにない意義を持ってい
ると思います。「被爆都市ヒロシマからの平和メッセージ」と「中国、
北朝鮮、ロシアの核の脅威」、これらを合わせて考え、真の平和とは何
かを考える事は、広島市民にとっても、今までにない視点から「広島を
考える」「真の平和を考える」良い機会ではないかと思うのです。
政治の役割は「国民の生命の安全と、国家の利益を守る」事ではないか
と思います。特に国民の生命の安全は、災害時の救援もありますが、一
番大事なことは、国外の脅威から国民の生命を守る事だと思います。
国家は国の成り立ちや、地勢が違います。当然国家観も違います。日本
人は、外交は話せばわかると思っているが、それは平和ボケした日本人
にしか通じないことを知らない。話せばわかる外交なら、軍隊はいらな
いですよね。また北朝鮮だって、ミサイル打ち上げないですし、核実験
もしないですよ。話してもわからないのが国家間の諸問題です。
日本人、広島の人が考える平和と、外国が考える平和は違います。同じ
であって欲しいと思いますが、それは幻想であると思う。
それは歴史が証明していますし、有史以来絶えることのない戦争がもの
がったています。ですから私たちは「平和の大切さ」を訴えながら、し
かし一方では、「しっかりと自分たちで国を守る」という気概が必要で
あると思うのです。「平和」を唱えるだけで「自分たちで自国を守る」
事の心構えがなくて、「真の平和はないし」「主権国家」であるといえ
ないのではないか。
このような事からも、8月6日の田母神氏の講演が意義のある事だと思
うのが、私の意見です。