【#3027】賢治の夏も暑かった

昨日は、福井県の小浜市まで、漆の問い合わせのあったお店の店主に会うために行ってきました。

広島から京都・・敦賀・・小浜市と片道5時間でした。往復10時間でしたが、店主にお会いできて本当に良かった。100年以上続く漆塗りのお店ですが、時代とともにその需要は落ちて来て、今は細々と営んでいるとか、私の漆事業にとても興味を持ってくれ、2時間ほど時間話し込んでいた。

私は行商人のような感覚で漆の話や、人生を語ったり、商品を売り込んだり、互いの事業観や、商売の難しさなどを話して帰るときは、これからの継続的な取引の約束をもらっていた。

私はビジネスマンというより、行商人としての商売でしたね。

今日は一日慌ただしかった。8月の月末とい事もあり、又昨日の疲れも出たか朝の出社が遅れたが、一日精一杯生きたという感じですね。

われ十有五にして学にこころざし、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして

天命を知り、六十にして耳に従い、七十にして、心の欲する所に従って矩を踰えず。

有名な論語の一節ですが、私は未だ心の欲するようにはできていない。ただ人生をあくせくしながら生きているです。宮沢賢治の「雨にも負けず」のようにね。今年の夏は暑かった、いやまだ暑い。

賢治の夏も「暑かった」ようだが、昨今の夏は「熱い」ですね。賢治は「丈夫な体を作り」と言っています。体が丈夫であることは、健全な体であることの証明です。そして精神も健全になることだ。暑さに負けずに頑張ろう。心には衰えがない。

今日はこれで終了とします。