【#3103】新規事業は未知との遭遇である。

この一週間は結構ハードな一週間でした。広島から東京、東京から奥州市、そして翌日は二戸市に行き、奥州市への帰りに盛岡に寄って、漆の打ち合わせをして、奥州市に着いたら午後5時でした。それから漆研究所の家主さんでもある岩屋堂箪笥組合さんと打ち合わせをして、20:58の新幹線で東京に、事務所に着いたら24:00時を回っていた。この2日間で、文化財の研究所や漆職人、伝統工芸の事業者など、営業と打ち合わせで6件訪問した。移動距離は3000キロぐらいかな。営業も打ち合わせもそれなりに成果を出すことができて、充実した一週間でした。近くの公園の桜も咲き春だなって・・・・・・

新規事業というものは、既存事業の数倍のエネルギーが必要だといわれる。既存事業は事業モデルもある程度出来上がっているし、資金需要や売上も既存顧客があるからある程度予測が立つ。そして既存事業は70%を現状をしっかり守りながら、30%を将来の顧客の開拓や商品の開発、人材育成に投入する事で経営は安定する。

 

しかし新規事業は違う。ビジネスモデルから商品企画、製造方法の確立、マーケティング、人材確保から資金調達まで全てを作りながら進めなければならない。何もかもが未知で予測ができない、予測しても大きな間違いもある。また計画通りにいかないなど未知との遭遇が多い。既存事業の数倍の努力とエネルギーが必要だと言われるが、その通りだな。だから新規事業はなかなかうまくいかないんだな。

 

私の新規事業、漆事業も本当に未知との遭遇が多い。でも未知との遭遇は困難な事が多いのだがそれに立ち向かうのは無我夢中になれて楽しい。人は困難に遭遇すればするほど強くなるし、知恵も湧くしエネルギーも湧いてくるし応援してくれる人もでてくるものだ。ただ一瞬たりとも気を抜くことは出来ないし、時間を惜しんでもいけない。ただ、この事業の一点だけに集中して全力を尽くしていると、道は開けてくるものだ。新事業は未知への挑戦であり未知との遭遇でもある。

今日はこれで終了とします。