販売業をはじめサービス業・製造業・IT関連業界など業界問わず、企業活動は業務プロセスに沿って行われます。業務を行うにあたってその業務プロセスは企業にとって最適なものでなければなりません。その理由としては、業務がうまく機能しなければ作業の無駄が多く発生し、企業活動が非効率なものになってしまうからです。
業務プロセスの無駄があると次のようなことが起こります。
- 仕事のスピードが遅くなり、重複した仕事や無駄な仕事が多くなります
- 無駄な仕事により、間接人員が増え人件費を押し上げます
- 増加した経営コストが利益減少・資金繰りの悪化を招きます
その点、当社のシステム開発は、まず企業にとっての最適な業務プロセスの設計にはじまり、業務プロセス改善を実現するためのヒアリングを行います。
ちなみに、業務プロセスの改善とは以下のようなことを言います。
- 現状の業務プロセスを分析したうえで作業の重複やムダを省き問題・課題を解決する
- 人員の最適化 (つまり人件費削減)を実行する
- 業務の最適化を行い標準化する
- 経営品質の向上を実現する
業務のヒアリングでは、経営者、管理者、担当者それぞれにヒアリングを行い現状の利用状況や課題などの調査を行います。その後、業務内容を詳細に分析・解析した結果をもとに業務プロセスの無駄を省いた効率的かつ最適なシステムをご提案いたします。
業務プロセス改善のステップ
STEP1. IT構想・企画
ビジネスモデルやシステム改善について提案します。その際、お客様の業態に近い導入事例をお見せすることで、実際のイメージを具体化していきます。
STEP2. 現状調査・分析
現在抱えている業務上の問題点を洗い出し、出てきたデータをもとに分析していきます。その過程で作業の優先順位をつけ「何が最も重要な課題なのか」「やらなくてもいいことは何か」などの問題を検証していきます。
STEP3. 業務プロセス設計
基本設計・分析した内容を元に、IT化による最適業務プロセスを設計します。それにより、このシステムを導入するメリットを明確にし、以後具体的な設計・システム構築へと入っていきます。
STEP4. 最適化された業務プロセスシステム構築
現状の問題・課題を改善し、最適化された業務システムを設計します。
STEP5. 導入・運用指導
最適化された業務フローを実際に導入スタートします。導入後の運用における利用方法などの具体的な指導を行っていき、自社で運用していくプロセスを確立させます。
STEP6. 評価・改善
実際の利用後にて出てくる様々な問題を再度まとめ、より精度が高いものに改善していきます。以後STEP2~6をPDCAにて繰り返します。
業務プロセス改善コンサルティング事例
業種:専門工事業 (タイル工事)
年商:40億円
従業員数:50名
IT化対象の業務:原価計算・販売管理・資材在庫管理・支払管理・外注管理の統合システムを構築
導入過程
IT導入委員会の設置
- 現状調査 (約1ヶ月)
- 経営課題、問題の抽出 (約1ヶ月)
- 業務プロセス改善案の策定、IT化対象業務範囲の検討・決定 (約1ヶ月)
- システム構築 (約3ヶ月)
- 社内研修 (IT導入による社内業務手順の変更、新たな手順、ルール決定と実施要項研修)
導入効果
- 月次決算および原価計算を翌月10日までに実現
- 在庫管理の徹底で在庫金額削減を実現 (約30%)
- 資材費・外注費の削減を実現 (約7%)
- 事務系社員 (パート・派遣含む)20人から16人に人件費の削減を実現
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